世界で1か月住人やってます

いろんな土地で(ほぼ)1か月住んでみたり、旅したりのログ

写仏と朝粥の会 松江宍道 雲松寺

こんにちは。たびねっこです(ΦωΦ)

 

先日、こんな会に行ってきました。

写経ならぬ、写仏…しゃぶつ?(?ω?)?

全くよくわかっていない中、参加しましたが、

なかなかに初体験ばかりでかなり面白かったです!

そして、終わったらナンパされるおまけつきwww詳しくは後ほど…

 

写仏【しゃふつ】とは

写経はお経をなぞって写し取っていきますが、写仏はその文字通り【仏様】をなぞって写し取っていく、というもので、修行のひとつだそうです。

仏像をひとふで一筆なぞっていくことで、仏様の在り様を感じ、心落ち着く時間になりますよ、と住職はおっしゃっていました。

 

普段、神社には時々行きますが、お寺にはほとんどご縁がないたびねっこ

(お葬式くらいですかねぇ…)

知人より上記の写真でお知らせを頂いて、興味の赴くまま

ちょっとドキドキしながら雨の中行ってきました。

無事に起きられました!着物(浴衣)を着たかったから4時起きよ!

 

さて、当日

伺ったのは松江市宍道町にある雲松寺さん

流れはこんな感じでした

 

6:00a.m.

朝のお勤め

住職と一緒にお経を唱えます。

私はお葬式や法事で「無阿弥陀仏」のワンフレーズしか唱えたことがないのですが、

(あ、ということはうちの実家は浄土系かっ!(ΦДΦ))

こちらのお寺では経本を貸してくださり、全部を一緒に唱えます。

雲松寺さんは曹洞宗。

「観自在菩薩(かんじーざいぼーさつ)…」と般若心経で始まりました。

3つのお経を唱え、30分程でお勤め終了です。

 

正直、経本は貸してくださるだけで、唱えるとは思っていなかった私。

お経が始まると住職に続いて、同席した方々が結構大きな声で唱え始めてびっくり!

(ΦДΦ)!!(えっ!?声出して読むん?マジか!)

郷に入れば郷に従え、長いものには巻かれろ

は、違うところで使う言葉ですが、

空気を読みまくる日本人として、お経唱えてみました!

 

するとどうでしょう!

今まで理解できなかったお経のリズムにも規則性があることを発見。

声に出してみると、不思議と気持ちが前を向く感じ。朝から発声している効果でしょうか…

なかなかに、よかったです。うん。

 

6:30a.m.

写仏

はいっ!メインイベント、写仏です!

机のあるスペースに移動して、始まりました!

 

はじめに写す仏様を選びます。

たびねっこが選んだのは【普賢菩薩様】(お名前はこのブログ書いてるときに調べました。無知…(ΦεΦ))

選んだ理由は、菩薩様が乗っているゾウが可愛かったから!(ΦωΦ)ドヤッ

 

紙を重ねて、少しずつ写し取っていきます。…φ(‐ω‐)

 

集中…集中…集中…無心…(=ω=)

 

無心に写し続けて、気が付いたら50分!!(´゚д゚`)ハッ

 

写し終えた普賢菩薩様がこちら↓↓↓

 

祈りながら、とか…心落ち着く、とか…

ではなく、とにかく無心!

久々に何も考えずに手だけ動かしている時間でした。貴重だわ…

 

少し放心気味のところに何度か様子を見に来ていた住職さんが

「粥が炊けてますから、終わった方はそろそろ…」と。

 

そうです!もう一つのメインイベント!

 

7:20a.m.

朝粥

禅宗では食事も修行のひとつ

食事のことを行鉢(ぎょうはつ)と呼ぶそうです。

住職は修行時から使っている応量器で、参加者は塗りのお椀に小鉢で朝粥を頂きました。

朝粥の献立(上段左から、お漬物と麩を炊いたもの、胡麻豆腐、ごま塩、玄米粥)

↓↓

修行中の行鉢では

しゃべってはいけない、音を極力立てない、自分に必要な量を頂くこと、

等々いろいろと難しい様子…まさしく修行ですね…(ΦДΦ)ワー

 

この時はそういったお話を聞きながら、匙の使い方や、食事の終わりの簡単な作法をしました。

食事の終わりに応量器を綺麗にする作法があるのですが、食べ終わったお椀をお湯とお漬物で綺麗にしていきます。

(ΦωΦ)!(アレ?これ、お茶会の懐石の作法にもあるわ…似てるなぁ…)

なんて思っていたら、

(ΦДΦ)!!(禅宗のが先やんっ!茶道は禅からの流れやん!)

と気づきました。ヨカッタ、気づいて…

 

そして!玄米を炊いたお粥は本当に美味しくて!

住職手製のごま塩も市販のものと全然違う滋味あふれる味!

ゴマ豆腐やお麩、お漬物もペロリと戴きました。

ただ、お粥だし、食べたし、、、暑い……(;´・ω・)

住職は頭から滝のような汗をかいておられました(笑

 

今回の会は雲松寺でも初めての試みだったそうで、

これから不定期に開催をしていこうかな、とお話しておられました。

 興味がある方はお問合せしてみてくださいね♪

(坐禅会などもしておられるようです。)

 

▼雲松寺

住所 699-0401 松江市宍道町宍道919-1
TEL 0852-66-2121

雲松寺(うんしょうじ) - 曹洞宗 島根県第二宗務所

 

おまけ

この文量でもわかるようにww

そんなこんなで、もう1日が終わったような気がする程の活動量だったのですが、まだ8時半!

一日が長く使えていいわぁ(=ω=)と帰り道を歩いていると

参加者だった男性(推定70歳くらい)から

「この後、予定あるかね?うちに茶室があるけん、よかったら見ていかんかね?」

 と。

 

(=Д=)??

(ΦДΦ)!!(あ!さっき住職の奥様と話してたの聞いてたのか!)

 

たびねっこは茶道をやっていた時期があり、帰り際、住職の奥様と茶道部の話をしていたのです。

 

(ΦωΦ)ニヤリ(なにそれ、絶対おもしろい!)

    「いいんですか?是非!」

とついて行き、

出雲から移築したという茶室を見せてもらい、お茶を戴いて、小一時間ほどお話し、

帰宅しましたのサ。

 

お寺でナンパされるとは思わなんだー。

しかもお茶人さんに。

世の中おもしろいことが起こるものですネ。

 

おつとめと 写仏の朝に ナンパされ

  松江の朝降る 雨とかご縁とか(字余り)

 

読んでくださりありがとうございます♡(ΦωΦ)